令和3年第二回定例会 一般質問

6月16日に開会した第二回定例会ですが、私は会派幹事長として6月22日に一般質問に臨みました。

以下に一般質問の内容について主だったものを簡単にご紹介いたします。

1,新型コロナウイルス(感染症)について 

Q、ワクチン接種の状況と今後の展望は?

A、ワクチンの接種率は国全体・東京都全体を大きく上回っており、7月下旬には高齢者への2回の接種が終了する見込みです。今後、  11月末を目途に全区民の皆さんのおよそ7割の方に接種を受けていただくことを目指して取り組んでまいります。

(注:直近の接種率はこちらから豊島区ホームページへ )

Q、コロナ禍における令和3年度の歳入状況は予測とどの程度変わってきているか。

A、本区の2大財源である特別区税および特別区交付金の両者で対前年度比で合計約55億円という大幅な減少を見込んでいるが、新年度が始まって間もないため検証可能な数字がまだ出てきていない。

Q、豊島区において失われたイベント、特に成人式の代替イベントを行うことはできないか

A、中学2年生の宝塚鑑賞は3年生になった今年、宝塚、劇団四季の鑑賞に行くなど代替の行事を考えている。しかしながら、成人式についてはオンラインで開催し、祝意をもってIKEバスチケット、映画券、水族館券をお贈りし、改めてお集まりいただく機会を設けることは難しいと考えている。

2,行政のデジタル化について 

Q、デジタル化に欠かすことのできない個人情報の管理について、豊島区は現状どのような情報管理をし、今後どのように変化していくのか。

A、豊島区は非常に厳格な制度の中で、厳格な運用を行なっている。我が国の個人情報保護制度は、都道府県、市区町村によってその管理のための条例、解釈、運用が異なっている。これを2000個問題として、ワクチン接種や定額給付金事務等の国一律の施策実施に対して大きな障壁となった。これを共通のものとするために国会で個人情報保護法の改正が行われた。この改正に則って豊島区の条例も改正する必要が出てくる。

Q、個人情報保護法の改正により自治体間・国や都と区の情報・データのやり取りがスムーズになる。このことによって区民の利便性は向上するか。

A、前述の豊島区の条例改正により他の自治体との相互連携が可能となる。そのことによりマイナンバー利用による電子証明書のスマホへの登録や公的給付の迅速化や、更なるハンコレス等が可能となる。

3,学校について 

Q、旧平和小学校が仮校舎施設となることが発表されたが、当初利用する千川中学校以外にどういった学校が利用可能と考えるか。

A、仮校舎から概ね半径1キロメートルの学校が対象となり、長崎小学校、要小学校、千早小学校、高松小学校、さくら小学校となる。

Q、千川中学校の仮校舎となる予定だった旧真和中学校については、この予定が変更となったことでどのように利用していく計画か。

A、今後も近隣に建て替えを検討しなければならない学校施設があり、今年度中に策定する「学校施設長寿命化計画」にて利用計画を明示していく。

Q、今回発表された高南小学校別棟について、どのようなものになるのか。

A、令和5年に竣工し、まず高南保育園の仮園舎として使用し、かつ現在校舎内で場所が離れて利用している子どもスキップの集約を行う。その後保育園改築完了の令和7年度からは子どもスキップとともに少人数学級の導入や児童数増加に対応するスペース、学校施設改修時の代替地として利用していくことを検討する。

Q、昨年度から導入されたスクールロイヤーは現在どのように活用されているのか。

A、現在1名配置しているスクールロイヤーは、学校管理職に法的観点からの指導助言を行なうなど、法的側面から支援を行なっている。学校における解決困難な問題の件数は令和元年度の38件から令和2年には27件に減少した。昨年度解決した案件としては、担任や教科担当教員に繰り返し電話やメールで苦情が寄せられる事案や、事実とは異なる思い込みを一方的に主張される事案、書面による回答を執拗に求められる事案など。

4、その他(池袋西口の開発について)

Q、池袋駅西口開発の展望と未来についてお聞かせください

A、現在準備組合と事業協力者の三菱地所が再開発の検討を進めているが、当初出された三菱地所の提案には納得できなかったので意見交換を重ねてきた。池袋の悪いイメージを一掃するとともに、今の雑然とした楽しさも残し、多くの方が駅から回遊していただけるようなまちづくりを行って行きたい。

Q、池袋西口の治安対策は今後どのようにしていくのか。

A、地域の方のご協力で大いに治安が向上しているところではあるが、今後とも治安悪化の芽を小さなうちに把握して摘み取り、目に見えるかたちでの治安向上を目指していく。

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