『豊島区政にかける思い』
私は幼いころから政治家を志していたわけではなく、成人し建設会社で社会人として働く中で政治の道を志しました。社会の役に立つ構造物を造る現場から、その決断をする現場で社会貢献したくなったことがそのきっかけでした。今の社会には時代の変化にそぐわなくなった制度や仕組みがまだまだ残っています。その中で生活する方の混乱をきたさないようにしながら、次の世代に向けて責任世代としてスムーズな変化を遂げる手伝いをしたい。
そして、豊島区には大きな可能性がまだまだ眠っています。この力を最大限に引き出し、豊島区が世界一の街になって東京、日本の成長を引っ張っていくだけの存在にしたいと考えています。そのためには持続的な成長を続けて、今この時代に、そして子供たち、孫たちの時代においても伸び行く豊島区の姿を示し続けなければなりません。
これまで豊島区で町会活動や子育てをし、地域の声を聞く中でその声が私の政治姿勢を形作ってきました。こうした声を区政に反映しながら、豊島区を今住んでいる人も、これから住む人も幸せな街にしていく。これが私が豊島区政で成し遂げたいことです。
1.国土強靭化
災害の多いこの国で、我々がいま生活できているのも先人たちが大切にこの街を残してくれたからに他なりません。このインフラを次の世代にも引き渡していくのが私たち世代の責務なのではないでしょうか。現代の災害は気候変動の影響で激甚化しており、また住居の高層化、都市の高密化、スマホの普及など通信の複雑化といったような環境の変化もあって、災害への備えは日々考え方を変えていかなければなりません。
これまでも大規模台風に対する備えと区民誘導や、これまで区で想定していなかった火山噴火の被害想定についての提言を行ってまいりました。今後もインフラ整備等の街づくりの中での災害対策や、災害想定として不足している部分を補うことのできるような区政を目指してまいります。
●未曽有の災害を想定し備えの充実とインフラ整備
●災害発生後の弱点検証とその対策実施
●区民一人ひとりができる災害対策の拡充と防災意識の喚起
●非常時における行政組織維持のためのネットワーク構築
●大規模災害時の人流抑制と社会混乱防止のための取り組み
2.子育て・教育
これまでも子供は国の宝といわれておりましたが、少子化によってその色合いはより一層濃いものとなっています。豊島区は合計特殊出生率が23区最低水準であり、この『生まれにくい環境』を改善することで、日本の少子化解消の底上げとしたいと思います。そのためにも、子育ての困難を少しでも取り除くための所得制限のない支援を充実させます。同時に今の若い世代が持つ結婚・育児への心理的な障壁を取り除き、家庭を築くことへの憧れを持つことができる社会づくりに取り組みます。
豊島区で育つ子供たちへ教育環境の充実も欠かせない要素の一つです。今では小中学生が当たり前にタブレットを一人一台持ち使いこなしていますが、デジタル教科書の導入強化など残された課題はまだ多く、宿題の電子化(デジタルドリル)等により学習の深化を図ります。
また、私自身が長年スポーツ指導を行ってきた経験から、施設の充実と環境整備といったスポーツ推進施策も積極的に提言してまいります。これまでも旧十中の屋外スポーツ施設の整備については施策を推進してまいりましたが、同時に中学校の部活動の共同化、外部化といったどのようにしてスポーツを行うか、という課題の解決にも力を尽くしてまいります。ずっとスポーツを楽しみ続けられる街とします。
●困窮対策ではない、所得制限なしの『子育て支援』
●結婚し、子供を育てたくなる街を作る真の『少子化対策』・デジタル化による教育の充実
●公園・校庭を含めたスポーツ環境の整備・充実
●面会交流・養育費支払いの円滑化を含めたひとり親支援
●当事者に配慮したうえで、過剰になりすぎないLGBTQ政策の実現
3.都市開発
戦後80年が経過しようとしている今、豊島区においても老朽化した構造物はたくさん存在しその更新が迫ってきています。こうした構造物は性能の低下もさることながら、周辺環境の変化によって徐々にその使われ方、存在意義も変化しており、以前と異なる形でリニューアルする必要があるものも少なくありません。
豊島区では東京都により整備中の都市計画道路が数多く存在し、広域的な道路ネットワークが変化いたします。こうした導線の変化にも対応することができ、その価値を最大限活用することができるような街づくりをしたいと思います。
また同時に、現在も民間主導の再開発が区内で複数計画されております。こうした民間の力を活用しながら、街がいつまでも元気で活気があり成長を遂げられる姿を見せるべく、行政としてあるべきサポートをできるよう提言してまいります。
●未来の利用を見据えたインフラ整備の促進
●都市計画道路の整備促進と周辺居住・商工環境の充実
●公園等公共空間における民間投資の活用
●無電柱化のような新たな道路利用の技術を区内各所で導入
●eコマースを経た新しい時代の商業活性
4.デジタル化
区民生活にもデジタルは欠かせないものとなってまいりましたが、区政においてもそれは同様です。マイナンバーカードの導入により住民サービスへの波及もとても大きくなってきました。こうした区民の皆様の利便性が向上し、普段の生活に根差したデジタル化については世代間で向き合い方はどうしても変わってしまうと思います。私たちの世代はデジタル世代のちょうど真ん中、デジタル機器の扱いがよくわからない(方の多い)世代と生まれたころから接してきた世代のちょうど間にいる世代だと思っています。だからこそ、その懸け橋となっていかなる方もデジタル化の恩恵が受けられるような、行政のデジタル化を目指してまいります。
また、行政のデジタル化ではありませんが、豊島区におけるeスポーツの取り組みも全世代的に広げたいと考えています。
●マイナンバーカードの利用による行政コストの低減
●デジタルを普及し、浸透させるための利用支援
●スマートフォンを活用した行政情報へのアクセス促進
●eスポーツにおける池袋の存在感を拡大させる
●eスポーツの区内全域における区民利用促進